【どうにかしたい五十肩】ハリで治ります!【五十肩の4つの型】

鍼灸

 

こんにちは、寒河江幹です。五十肩、辛いですよね。正式名称は肩関節周囲炎。肩の関節の炎症です。
夜に痛む(夜間痛)が特徴ですから痛くて眠れないという厄介な病です。
原因はいろいろなストレスから扁桃の病変が起こり内分泌異常により自律神経失調をきたし免疫力が低下することによって肩関節負荷量の増大に耐え切れず組織破壊が起こったのです。

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  • 【治療期間】
  • 【料金】
  • 【申し込み《全国対応》】

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【治療手順】

  1. 脈を診る
  2. 腹診
  3. 切診
  4. 動作確認及び施術

1:脈を診る《本治法》

数:(亜)急性 治りやすい 外関・臨泣 
遅: 慢性 治りにくい  大椎・大腸兪
肩治療

2:腹診

Ⅰ型:中脘(胃経の募穴)あたりの圧痛 
  《心下痞硬(しんかひこう)》心下部(みぞおち)がつかえて硬いこと。
  《三里の症》足三里(胃経の合土穴)に寸3-3番で水平刺
  *痛みが激しいときは胃経の井穴:厲兌(れいだ) 郄穴:梁丘
Ⅱ型:天枢(大腸経の募穴)あたりの圧痛《上巨虚の症》上巨虚に寸3-3番で水平刺
   *脈が「浮」「数」の場合:曲池(大腸経合土穴)
Ⅲ型:季肋部の期門穴(肝経の募穴)・日月穴(胆経の募穴)・章門穴(脾経の募穴)あたりの圧痛。
   (胸脇苦満)《肝実症》《太衝の症》太衝穴(肝経の兪土穴)寸6-3番をかかとに向けて全部
   *胸脇苦満(漢方的解釈:気管支炎、肺炎、胸膜炎、肝炎など横隔膜周囲の臓器の炎症や種々の精神疾患ででやすい)
   
Ⅳ型:石門穴(三焦経募穴)関元穴(小腸経募穴)中極(膀胱経募穴)あたりの圧痛《腎虚証》
   《太谿の症》 太谿穴(腎経の兪土・原穴)寸3-3番を上に向けて水平刺
   《小腹不仁》臍下不仁(さいかふじん)とも呼ばれる。押すとふわふわして力がない。
   足腰や下半身の弱い人、高齢者などによくみられる。腎虚(じんきょ)を示す腹証で、八味地黄丸や牛車腎気丸の使用目標となる。
    硬い場合:於血(おけつ)生理的機能を失ったり、滞った血。一般で言う血行障害のようなもの
  (婦人) 水泉穴または中封穴(肝経経金穴)と血会穴の膈兪穴
Ⅴ型:鳩尾穴・巨闕の圧痛 :《太敦の症》太敦穴(肝経の井木穴)に切皮程度 
   心下痞(しんかひ・心下部(みぞおち)の支え):心実症 少海穴(心経合水穴)

      

3:切診

  • ①胸鎖乳突筋の緊張を診る  緊張あり:解谿(胃経の火穴)
  • ②肩は肺が支配しているので、中府(肺経募穴)・壇中(心包経募穴)を診る。
  • ③中府の圧痛あり:尺沢(肺経合水穴)
  • ④壇中の圧痛あり:曲沢(心包経の合水穴)

  

4:動作確認及び施術

    まず、どの型にもまず「大腸兪」に刺鍼。皮内鍼保定にしてもよい。(「バランス鍼法」 近藤哲二より)

  • 前に上がらない《肺経の症》外関・足臨泣(本治法) 
    臑兪(手の太陽小腸経:標治法)寸6-3番
    肩関節の隙間に腕を挙上した状態で後ろから前に向かうように直刺する
  • 横に上がらない《胃経の症》条口または足三里(合土穴) 
    大腸経と胃経は同じ陽明だから、陽明大腸経の(合土穴)曲池または(原穴)合谷・手三里
    肩髃(手の陽明大腸経)
  • ③ 後ろに回らない《胆経の症》 陽陵泉(合土穴)または三焦経と胆経は同じ少陽なので少陽三焦経の(合土穴)天井または(絡穴)の外関
    雲門(手の太陰肺経)付近の穴:腕を後ろに回して限界まで揚げたまま刺入する 寸3-2番
  • ④ 内分回しができない(肘を鼻につけられない) 承山(膀胱経)と後谿(小腸経・兪木穴)
    肩髎穴(手の少陽三焦経)の下付近 

【治療期間】

 
肩治療はり
 数脈:亜急性の場合は1ヶ月~2ヶ月 週2ペースで10回~20回
 遅脈:慢性の場合は1年かかるものもある。平均3~4ヶ月 週2ペースで20回~30回

 【料金】

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【申し込み《全国対応》

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首都圏にお住まいではなく、通院できない患者さんには日本鍼灸師会加盟の経絡治療を行っている近隣の優良な先生を紹介します。

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