【鍼灸治療】虫歯でないのに歯が痛くなる三叉神経痛と顎関節症の治療

鍼灸

鍼灸養成college講師の寒河江幹です。

歯に異常がないのに歯痛に悩まされるのは、三叉神経の第2枝と第3枝が歯の知覚を支配しているからなんです。顎関節症も進行すると手のシビレや胃の痛みなどの症状を呈します。

本記事の内容

  1. 【三叉神経痛の治療法】
  2. 【三叉神経痛の治療例】
  3. 【顎関節症】
  4. 【顎関節症の治療例】

【三叉神経痛の治療法】

コツ: 遠隔療法から始める
考え方 近位穴:即効性  遠位穴:持続性・再発予防

<1.遠隔療法>

側頸部や上背部の圧痛点を治療する

治療穴:風池・華陀夾脊穴・大椎・陶道・身柱
    天牖(てんゆう) 完骨(胆経)

<2.経絡治療>

大腸経(温溜・合谷) 胃経(足三里) 三焦経(三陽絡)
小腸経(後谿)

<3.近位局所治療>

翳風・客主人(上関)・下関

【治療例】

<三叉神経痛による歯痛>

[症例] 59歳 女性  三叉神経痛(右側第二枝) 歯槽膿漏

激しい右上歯痛のため歯科医と耳鼻科に治療を求め三叉神経痛と診断された。
激痛のため睡眠も阻害されていた。歯槽膿漏のため女膝に施灸して症状が改善。

<施術順>

  • ①遠隔穴より 合谷・足三里・外関に15分置鍼
  • ②身柱・陶道・風門・肺兪・天牖・天鼎(てんてい)に置鍼
  • ③巨髎(胃経) 翳風(三焦経) 頬車(胃経)下関(胃経)

翌日来院:「食べてみると染みるのが残る」⇒同上の処置

3日後来院 「歯槽膿漏があるという」⇒温溜と女膝に施灸

<顔面痛と眼痛と歯痛の症例>

[症例]33歳 男性 溶接工
主訴:右コメカミ痛 右眼底痛 右上歯痛
   10年前位より時々、溶接で仕事が忙しい時に痛みは増悪する。
診断:胃経・小腸経・三焦経が病んでいる。

<施術順>

  • (1段階) 後谿・足三里・三陽絡に15分置鍼
  • (2段階) 肩井・天髎・乗風・腰部の阿是穴
  • (3段階) 上関(客主人)に上から下へ深刺し👉これがすごく効いた

   

【顎関節症】

顎関節症は、歯と歯のかみ合わせの異常によって起こる様々な症状である。
多くの例ではストレスが関与している。

<ストレスと顎関節症が生じる機序>

精神的なストレス
  ↓
咀嚼筋の緊張を亢進し、下顎の変異を起こす。
  ↓
その変異が反対側の咀嚼筋を伸展させて、再び緊張させるという悪循環になる。

<顎関節症の症状>

  1. ・うまく口が開けられない
  2. ・肩こり
  3. ・頭痛
  4. ・耳鳴り
  5. ・手のしびれ

<顎関節症の施術>

後頭部や肩甲部、胸鎖乳突筋を緩める。

<遠隔治療>
胸鎖乳突筋:天牖(てんゆう)・扶突・天窓
後頭部:風池・天柱
肩甲部:肩井・天髎・肩外兪・肩中兪・膏肓・華佗夾脊穴
三焦経:外関・三陽絡・天牖
小腸経:後谿・肩外兪・肩中兪・天窓・天容
胆経:丘墟・陽陵泉・天柱・風池
精神安定のため:足三里・合谷・曲池・太衝・百会

<局所治療>
耳珠(じじゅ)の前が聴宮(小腸経) 聴宮の上が耳門(三焦経) 下が聴会(胆経)
 
翳風:耳たぶと乳様突起の間の陥没部
   斜め前の顎関節めがけて刺鍼

天牖(てんゆう):頬車と水平の後部・胸鎖乳突筋の後縁

【治療例】

[症例] 77歳 女性
診断:顎関節症
主訴:口を大きく開けたり、固いものを嚙むと左の顎が痛い。

頬車(胃経)に圧痛 ☞足三里に置鍼15分 口を開ける動作をしてもらう
聴会(胆経)の圧痛 ☞丘墟
耳門(三焦経)の圧痛☞三陽絡

後日 頬車(胃経)の圧痛が残る ☞ 合谷と頬車局所

[症例2]26歳 男性
診断:顎関節症
主訴:噛むと右奥歯が痛む・肩こり・不眠
施術
筋肉の緊張を緩めるために 陽陵泉・丘墟・三陽絡
肩こりの治療に 肩井・風池・完骨・天牖・頭維
精神安定のために 百会

その後同様の処置

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