【糖尿病合併症】糖尿病性高血圧網膜症【鍼灸改善症例】

鍼灸

寒河江幹です。私は以下のツイートをしました。

人間ドックでは眼底検査をします。人間の身体の中で直接血管を見ることができるのはこの眼底だけです。
ですから、眼の病気だけでなく動脈硬化の発見ができます。

 

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眼底検査でわかるもの

眼を気にする

 
今回は糖尿病性網膜症を取り上げます。

代表的な糖尿病の合併症3つ

血糖値
  1. 糖尿病神経障害
  2. 糖尿病網膜症
  3. 糖尿病腎症

糖尿病網膜症

失明原因の第1位
高血糖によって網膜血管が障害され血液の流れが悪くなることによって、網膜に酸素や栄養素が届かなくなり本来ないはずの弱い新生血管ができ硝子体出血を引き起こし視力低下を招きます。
ある日突然目の前が真っ暗になることが多い病です。
治療方法:レーザー光凝固術・硝子体手術
対策:血糖コントロール 高血圧コントロール

鍼灸治療によっての改善症例

現代医学では、薬によって血糖値や高血圧のコントロールをはかります。☞対症療法
東洋医学では、根本治療によって血糖値や高血圧のコントロールをはかります。

【症例】28歳 女性

主訴:糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症。軽い手のしびれがある。
現病歴:8歳で糖尿病と診断され以来自分でインシュリンを注射している。
    3か月前の定期健診で、糖尿病性網膜症と診断され、右側の血管に脂肪腫が確認された。
    医師より「3ヶ月以内にレーザー手術をした方がよい」と言われる。
診断:右関門・左太巨の於血 天枢に圧痛。

治療於血処置(尺沢・中封)
   長野式糖尿病処置:上太白・陰陵泉・照海・兪府・曲池・右関門(90°刺鍼)脊柱・中枢に45°上向き刺鍼。灸7壮。
   脊椎動脈不全症処置:曲泉・陰谷・上四とく・委中・飛陽・崑崙
   眼のため:攅竹・眉中 T4の横V字刺鍼

週1回の治療で8回後に目の検査に病院へ行ったところ、網膜症・脂肪腫ともに消失。
担当医師が「信じられない」と驚く。